12年周期が推奨されている理由として、国土交通省が発行している【長期修繕計画作成ガイドライン】にある
【7.修繕周期】の中で、修繕周期の例は“12年から15年”という表記が多いからというのがあげられます。
しかし、国土交通省は、時期が早すぎると修繕内容が希薄になり、遅すぎると過度な劣化につながると述べています。
そのため、適切な現地調査を定期的に実施し、業者に相談していくことが重要になります。
🍀下地補修工事:10〜15年
経年劣化が見受けられるコンクリートのひび割れや、侵食に対して補修を行う工事です。
凹凸や亀裂を削ったり埋めたりする作業です。
🍀タイル補修工事:5〜10年
タイルは、外壁や床の装飾や保護のために使われます。
色褪せやひび割れも起こりますが、タイルが剥がれ落ちて事故になることもあるので、
時期を見定めて行うことが求められます。
🍀シーリング工事:5〜10年
シーリングとは、建物の部材の接合部や隙間を埋め合わせて、気密性を高めたり
ガラスなどに対して固定する働きをする材料のことで、雨風や、地震などの衝撃から守る役割を果たしています。
シーリングは比較的短期間で劣化するケースが多く、その劣化にも気付きやすいので、
気づいたときには補修を試みるようにしましょう。
外壁塗装は、建物の保護と美観を保つために行う作業です。
塗料の種類によって劣化し始めてくる時期が異なりますが、約5〜10年で色褪せが生じたり、
ひび割れが発生します。
特にマンションにおいて、外観は最も重要なポイントなので、
外壁塗装に関しては、定期的に確認を行い検討する必要があります。
🍀鉄部塗装工事:5〜10年
鉄部塗装工事とは、外壁周りや共用部にある鉄部の塗装を行う工事のことです。
鉄部は、表面のサビが内部に向かって進行していくため、多くの鉄製品では塗装によるサビ止めが必須になります。
🍀防水工事:10〜15年
防水工事は、屋上やベランダなどを防水性のある塗料やシートで保護をする作業です。
屋上は、劣化が進むと建物内部への漏水や雨漏りに繋がりやすいため、
居住者の生活空間を守るためにも定期的なメンテナンスを行いましょう。
🍀保証期間と定期点検
大規模修繕にも保証期間と定期点検が存在します。
この保証期間は、約5〜10年が一般的な目安になります。
保証内容や定期点検が有償か無償かなどは、修繕業者や塗料メーカーによって異なるので、
契約前にしっかり確認しておく必要があります。
🍀まとめ
大規模修繕の周期は、必ず何年ごとと決められているわけではありません。
大切なのは、定期的にマンションの現状を調査しておくということです。
それにより、修繕すべき箇所や修繕するタイミングを把握することができ、適切な工事を行うことができます。
少しでも気になることがありましたら、大規模修繕の業者に相談をしてみると良いでしょう。
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